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弁護士コラム

夫婦の生活費について、分担の仕方のメリット、デメリット

離婚
夫婦の生活費について、分担の仕方のメリット、デメリット-1

相模原の多湖総合法律事務所です。

結婚中の夫婦の生活費の管理の仕方に関する弁護士からのまさかに備えたアドバイスです。

生活費の分担の仕方の種類

これまでの弁護士生活で、本当に多くの方(数百組かそれ以上か)の夫婦の在り方を見させていただきました。

私的な勝手な統計によれば、夫婦の生活費の分担の仕方には大きく分けて以下の種類があります。

1 どちらかが、他方の資産を全部預かって管理するやり方

どちらかが働き、どちらかが専業で家事を行う場合に多いです。給料や口座、キャッシュカード、さらには実印まで預けている場合もあります。

このやり方のご夫婦を一番多く見かけるかもしれません。

2 家計費毎の分担制

共働きに多いですが、それぞれの名義の資産はそれぞれが管理し、家賃と保険は夫の口座から、食費と塾代は妻の口座から引き落とすというやり方です。

最近は多くなってきてます。

3 出資方式

こちらも共働きに多いですが、それぞれの名義の資産はそれぞれが管理しますが、家計費用の銀行口座を新たに作り、そこにお互いが毎月決められた金額を入金して、その中だけで家計を完結するやり方です。

多くはないですが、最近は増えています。

それぞれのメリット、デメリット

1 どちらかが、他方の資産を全部預かって管理するやり方

メリット

・金銭管理が苦手な配偶者の代わりに貯金出来る。
・どちらか一人が機動的に動くことが出来る。
・預かってる方は預けている方の資産を全て把握できる。
・預けている方の不倫が起きにくい。
・任せている方は楽。

デメリット

・預けている方は、任せっきりにしてしまい、自分名義の口座残高さえ把握していないことが多い。
・任せられるている方の負担が大きい。
・家計に理解を示さないことが離婚の一つの原因となっていることが多い。
・特有財産まで勝手に勝手に使い込まれるケースは多い(取り返すのは困難を伴う)。
・自分名義で勝手に借金されているケースも。
・通帳見せてと言っても見せてもらえないケースも。

2 家計費毎の分担制

メリット

・自分の財産を常に把握しておける。
・もしかしたら自分が使えるお金は大きいかもしれない。
・任せっきりに出来ないので、お互いの家計に対する理解は深まる。

デメリット

・夫婦の分担の仕方が必ずしも金額的に公平にならないことがある。
・家計として何にいくら使っているのか全体像を把握しにくい。
・お互いの財産を把握していないケースが多く、財産分与で困る。
・夫婦間で力関係があると分担の申し出をしにくい。
・産休、育休の場合は別途考える必要あり。
・どの契約を誰名義でしていたか分かりにくい(住所変更や解約)。
・金銭管理が苦手な相手だと大変。

3 出資方式

メリット

・自分の財産を常に把握しておける。
・もしかしたら自分が使えるお金は大きいかもしれない。
・任せっきりに出来ないので、お互いの家計に対する理解は深まる。
・それぞれの特有財産の把握がしやすく、揉めない。

デメリット

・お互いの財産を把握していないケースが多く、財産分与で困る。
・夫婦の分担の仕方が必ずしも金額的に公平にならないことがある。
・夫婦間で力関係があると分担の申し出をしにくい。
・産休、育休の場合は別途考える必要あり。
・金銭管理が苦手な相手だと大変。

どの方法でもデメリットを出来るだけ減らす必要がある。

どの方法を取るにしても、それぞれの方式のデメリットを理解して、出来るだけ減らしておく必要があります。

特に、1番の方式は、メリットが大きく、採用する夫婦が多いです。

しかし、一方で、離婚時に他方配偶者の特有財産の使い込みや、持ち出しのケースが相当数あるのもこの方法です。

別居した時に全額下ろされて、手元には1円もなく、借金でしばらく生活していたなどのケースもあります。

預けている方の家計に対する無理解が預かっている方の不満となり、離婚などの原因になったりもします。

2番、3番は、公平な分担をしないと他方の経済的不満が溜まりやすいです。

また、どちらかが金銭的な管理が苦手な場合は、浪費される恐れが高まります。

自分は貯めていたのに、相手は借金まで作っていたなどのデメリットがあります。

いずれの方法でもデメリットがありますが、しっかりと対策を考えて行けばうまく行くはずです。

円満に生活するために家計を出し合うわけですから、お互いの不満が溜まらないように理解したいものですね。

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